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生成AIを仕事で使い始めると、アカウントを誰が持ち、どこまでの権限を与え、どう守るかが問題になります。この記事では、二要素認証(多要素認証)とアカウント管理の仕組みについて、公式情報をもとに4つのサービスを整理しました。使い方や効果の体験談は載せていません。
要点(3行)
- 1人で使う人なら、Microsoft 365 Business Basic。コアのIDとアクセス管理を含み、最大300ユーザーまで対応します [4]
- 2〜10人の会社なら、Google Workspace。2段階認証プロセスとグループベースのポリシー管理が、Starter・Standard・Plusの全プランに入っています [5]
- 11〜50人の会社なら、Microsoft 365 Business Premium。Entra IDの多要素認証を含み、最大300名の従業員に対応できるよう設計されています [3]
ひと目で比較
月額の安い順(料金が分かる製品から。並びは順位ではありません)。金額はいちばん安いプランの税込(公式の税抜表示は×1.1で換算)で、料金は 2026-10-19 時点。プラン名・契約期間などの条件は下の「各サービスの公式情報」に。
料金は公式ページで確認
無料期間 なし・要確認
多要素認証、シングルサインオン、条件付きアクセスをP1で扱う
料金は公式ページで確認
無料枠 1か月間の無料試用
コアのIDとアクセス管理に、1人あたり1TBのクラウドストレージが付く
料金は公式ページで確認
無料枠 1か月間の無料試用
Entra IDの多要素認証を含み、デバイス管理や脅威対策もまとまっている
料金は公式ページで確認
無料枠 14日間の無料トライアル
2段階認証とグループベースのポリシー管理が全プランに入る
選び方
結論
1人で使う人
Microsoft 365 Business BasicコアのIDとアクセス管理を含み、最大300ユーザーまで対応します [4]
2〜10人の会社
Google Workspace2段階認証プロセスとグループベースのポリシー管理が、Starter・Standard・Plusの全プランに入っています [5]
11〜50人の会社
Microsoft 365 Business PremiumEntra IDの多要素認証を含み、最大300名の従業員に対応できるよう設計されています [3]
選定基準(選び方の軸3つ)
選び方の3つの軸
- 認証の仕組み: 二要素認証が料金に含まれているかを見ます。Google Workspaceは2段階認証プロセスを全プランで利用できます [5]。Microsoftは、多要素認証を使うプランが公式ページで示されています [1]。
- 権限とポリシーの細かさ: 利用者ごとの権限や、条件付きのアクセス制御を設定できるかを見ます。Microsoftは条件付きアクセスやリスクベースの制御を、プランごとに分けて示しています [1]。
- 料金の形: 1ユーザーあたりの月額、年払い、自動更新の有無を見ます。Microsoftの表示は税抜で、年間サブスクリプションは自動更新です [1]。
順位や点数はつけず、上の軸に照らして状況別に整理しています。報酬や提携の有無で順番を決めていません。試用による評価ではなく、公式情報の整理です。
比較表
機能の対応表
| サービス | 料金の掲載 | 無料お試し | 主な連携先 | サポート |
|---|---|---|---|---|
| Microsoft Entra ID | あり | 要確認 | あり | 要確認 |
| Microsoft 365 Business Basic | あり | あり | あり | 要確認 |
| Microsoft 365 Business Premium | あり | あり | あり | 要確認 |
| Google Workspace | 要確認 | あり | あり | あり |
税込は公式の税抜表示に1.1を掛けて計算。料金は 2026-10-19 時点
| サービス | 税込料金 | 無料枠 | 対象規模 | 主な連携先 | サポート | 強み | 弱み |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| Microsoft Entra ID | P1 税抜1,049円/ユーザー・月(税込1,153円)[1] / P2 税抜1,499円/ユーザー・月(税込1,648円)[1] | 無料試用あり(期間は公式ページで確認)[1] | 公式ページで確認 | 数千のSaaSアプリケーションやオンプレミスのアプリ [1] | 公式ページで確認 | 多要素認証、シングルサインオン、条件付きアクセスをP1で扱う [1] | リスクベースの条件付きアクセスはP2側の機能で、年間契約は自動更新 [1] |
| Microsoft 365 Business Basic | 税抜1,049円/ユーザー・月(税込1,153円)[4] | 1か月間の無料試用 [4] | 最大300ユーザー [4] | Teams、Word、Excel、PowerPoint、Outlook [4] | 公式ページで確認 | コアのIDとアクセス管理に、1人あたり1TBのクラウドストレージが付く [4] | ポリシーベースのIDとアクセス管理は上位プランの説明にある [4] |
| Microsoft 365 Business Premium | 税抜3,298円/ユーザー・月(税込3,627円)[3] | 1か月間の無料試用 [3] | 最大300名の従業員向けの設計 [3] | Defender、Intune、Purview、Entra ID [3] | 公式ページで確認 | Entra IDの多要素認証を含み、デバイス管理や脅威対策もまとまっている [3] | 年間契約は自動更新 [3] |
| Google Workspace | 公式ページで確認(税の扱いが本文から読み取れないため) | 14日間の無料トライアル [5] | Starter・Standard・Plusは最大300ユーザー [5] | Gmail、ドライブ、Meet、Chat、カレンダー [2] | メール、チャット、電話で24時間365日 [2] | 2段階認証とグループベースのポリシー管理が全プランに入る [5] | 高度なエンドポイント管理はPlus以上の機能で、Starterは各アプリ内のGeminiに制限がある [5] |
各サービスの公式情報
Microsoft Entra ID
P1 税抜1,049円/ユーザー・月(税込1,153円)
税込は公式の税抜表示に1.1を掛けて計算。料金は 2026-10-19 時点
- 向いている人
- すでに多くのSaaSやAIアシスタントを使っていて、サインインを一か所にまとめたい人 [1]
- 向かない人
- 日常業務のアプリもまとめて契約したい人。Entra ID単体はID管理の製品です [1]
- 長所
- 多要素認証、パスワードレス認証、条件付きアクセス、イベントログとレポートをP1の機能として示している [1]
- 短所
- リスクベースの条件付きアクセスやPrivileged Identity ManagementはP2の機能として示されており、P1の機能一覧には入っていません [1]
- 料金
- P1 税抜1,049円/ユーザー・月(税込1,153円)[1]
Microsoft Entra IDの料金はいくら?
P1 税抜1,049円/ユーザー・月(税込1,153円)[1]。
Entra IDは、クラウドとオンプレミスの両方にあるアプリのアクセスとIDを一元的に管理するための製品です [1]。AIエージェントのIDを守る機能はプレビューとして案内されています [1]。
単体で買うことも、Microsoft 365のプランの一部として買うこともできます [1]。サポートの範囲は、公式ページで最新の情報を確認してください。
Microsoft 365 Business Basic
税抜1,049円/ユーザー・月(税込1,153円)
税込は公式の税抜表示に1.1を掛けて計算。料金は 2026-10-19 時点
- 向いている人
- 少人数で、メールと文書作成と会議の環境に、基本のID管理も付けたい人 [4]
- 向かない人
- ポリシーベースのIDとアクセス管理や高度なデバイス管理を、同じ契約で使いたい人。そうした機能は上位プランの説明に出てきます [4]
- 長所
- 最大300ユーザーのコアのIDとアクセス管理に加え、カスタム法人メールとTeamsが使える [4]
- 短所
- 多要素認証を使えるかどうかは、このプランの説明からは読み取れない [4]
- 料金
- 税抜1,049円/ユーザー・月(税込1,153円)[4]
Microsoft 365 Business Basicの料金はいくら?
税抜1,049円/ユーザー・月(税込1,153円)[4]。
Business Basicは、最新の大規模言語モデルを使った安全なAIチャットも含みます [4]。年払いで自動更新され、有料契約の開始から7日間はキャンセルできます [4]。
多要素認証が必要な場合は、公式ページで最新の情報を確認してください。
Microsoft 365 Business Premium
税抜3,298円/ユーザー・月(税込3,627円)
税込は公式の税抜表示に1.1を掛けて計算。料金は 2026-10-19 時点
- 向いている人
- アカウントの保護、デバイス管理、メールの脅威対策までまとめて整えたい人 [3]
- 向かない人
- 費用を抑えて、ID管理だけを使いたい人。Entra IDの単体プランが比較対象になります [1]
- 長所
- Entra IDの多要素認証、Intune、Defender、Purviewを含む [3]
- 短所
- 最大300名の従業員向けの設計で、年間契約は自動更新 [3]
- 料金
- 税抜3,298円/ユーザー・月(税込3,627円)[3]
Microsoft 365 Business Premiumの料金はいくら?
税抜3,298円/ユーザー・月(税込3,627円)[3]。
このプランは、パスワードの紛失や盗難を、Entra IDの多要素認証で防ぐ構成です [3]。
無料試用は1か月間です。試用が終わると自動で有料契約に切り替わり、登録にはクレジットカードが必要です [3]。
Google Workspace
公式ページで確認してください
税込は公式の税抜表示に1.1を掛けて計算。料金は 2026-10-19 時点
- 向いている人
- Gmailやドライブを中心に、2段階認証とグループ単位のポリシー管理を最初から使いたい人 [5]
- 向かない人
- 301人以上でStarter・Standard・Plusを使いたい人。この3プランは最大300ユーザーです [5]
- 長所
- 2段階認証プロセスとグループベースのポリシー管理が、全プランに入っている [5]
- 短所
- 高度なエンドポイント管理はPlusの機能で、Enterpriseのデータ損失防止などは上位プランに限られる [5]
- 料金
- 公式ページで確認してください
Google Workspaceの料金はいくら?
公式ページで確認してください [5]。
Google Workspaceは、ログインの保護対策と管理機能でアカウントの乗っ取りを防ぐ、と案内しています [2]。生成AIのGeminiは、プランによって使える範囲が違います [5]。
料金ページには新規向けの期間限定の割引価格が出ています。この割引は最初に追加された20ユーザーが対象で、12か月に限られます [5]。税の扱いも本文から読み取れないため、金額は公式ページで確認してください。
用語の定義
くわしく読む
SECURITY ACTIONとは?
SECURITY ACTIONとは、中小企業が自社で情報セキュリティ対策に取り組むことを自分で宣言する、IPAの制度です [7]
サイバーセキュリティお助け隊サービスとは?
サイバーセキュリティお助け隊サービスとは、サイバー攻撃への対処に最低限必要なサービスを提供する、中小企業向けのサイバーセキュリティサービスで、IPAが案内しています [7]
関係する制度
くわしく読む
IPAは、中小企業向けの情報セキュリティ対策を取りまとめています。自社の対策を自己宣言するSECURITY ACTIONと、中小企業向けのサイバーセキュリティお助け隊サービスの案内があります [7]。自社の状況は、25個の診断項目に答える「5分でできる!情報セキュリティ自社診断」で把握できます [7]。
アカウント管理に関しては、IPAが日常の対策として次の点を挙げています。管理者は、不要なサービスやユーザアカウントを停止または削除します [6]。パスワードは、大小英字・数字・記号を混在させて最低でも10文字にします [6]。他のサービスと同じパスワードの使い回しや、初期パスワードのままの利用は避けます [6]。
席を離れるときは、画面ロックをかけます [6]。外部からの接続を受けるサーバで動く不要なサービスも、同じく停止または削除の対象です [6]。IPAのこのページには二要素認証への言及がないため、導入の判断は各サービスの公式情報で確認してください。
費用の目安(計算例)
費用の計算例
計算式と前提を見る
- 1人・Microsoft 365 Business Basicを1年使う場合: 計算式: 税込1,153円/ユーザー・月 × 12か月 = 税込13,836円(2026-10-19時点の料金から計算)
- 社員5人・Microsoft 365 Business Basicの場合: 計算式: 税込1,153円/ユーザー・月 × 5人 × 12か月 = 税込69,180円(2026-10-19時点の料金から計算)
- 社員5人・Microsoft 365 Business Premiumの場合: 計算式: 税込3,627円/ユーザー・月 × 5人 × 12か月 = 税込217,620円(2026-10-19時点の料金から計算)
- 社員10人・Microsoft Entra ID P1の場合: 計算式: 税込1,153円/ユーザー・月 × 10人 × 12か月 = 税込138,360円(2026-10-19時点の料金から計算)
計算に使った料金は上の比較表の値です。実際の請求額はオプション・契約形態で変わることがあります。Google Workspaceは税の扱いが読み取れないため、計算例に入れていません。
よくある質問
Q. 二要素認証は、どのプランから使えますか?
Google Workspaceは、2段階認証プロセスをStarter・Standard・Plusの全プランで利用できます [5]。Microsoftは、Business Premiumに含まれるEntra IDの多要素認証でパスワードの紛失や盗難を防ぐと説明しています [3]。Business Basicで使えるかどうかは、公式ページで最新の情報を確認してください。
Q. パスワードはどのくらいの強さにすればよいですか?
IPAは、大小英字・数字・記号を混在させて最低でも10文字にするよう案内しています [6]。他のサービスと同じものを使い回さないことも求めています [6]。
Q. 退職者や使っていないアカウントはどうしますか?
IPAは、管理する機器やシステムにある不要なユーザアカウントを、停止または削除するよう案内しています [6]。
Q. 無料で試せますか?
Microsoft 365 Business Basicは1か月間の無料試用があります [4]。Business Premiumも1か月間です [3]。試用後は自動で有料契約に切り替わり、登録にはクレジットカードが必要です [3]。Google Workspaceは14日間試せます [5]。
Q. 利用者が300人を超えたらどうなりますか?
Google WorkspaceのStarter・Standard・Plusは最大300ユーザーです [5]。EnterpriseにはユーザーIDの数に上限も下限もありません [5]。Microsoft 365 Businessも最大300ユーザーが対象です [4]。300人を超えた場合のMicrosoftの扱いは、公式ページで最新の情報を確認してください。