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私物スマホの業務利用(BYOD)と生成AIを会社に取り入れるときは、端末側の管理機能と社内ルールの両方を用意する必要があります。この記事では、公式情報で確認できた3サービスの管理機能を、料金とあわせて整理します。生成AIに入力してよい情報の線引きは公式ページから読み取れない部分が多いため、確認先も示します。

要点(3行)

  • 1人で使う人なら、Microsoft Defender for Business。ユーザー1人あたり最大5台まで、デバイス数の下限なしで使え、iOS・Androidも保護の対象です [1]
  • 2〜10人の会社なら、Microsoft 365 Business Premium。個人用と会社所有の両方の端末にある業務データを守る Intune プラン1が含まれます [3]
  • 無料で始めたい人なら、Google Workspace。14日間の無料試用があり、全プランで Gemini とのチャットが使えます [5]

ひと目で比較

月額の安い順(料金が分かる製品から。並びは順位ではありません)。金額はいちばん安いプランの税込(公式の税抜表示は×1.1で換算)で、料金は 2026-10-26 時点。プラン名・契約期間などの条件は下の「各サービスの公式情報」に。

選び方

あなたの状況は?1人で使う人Microsoft Defender for Business2〜10人の会社Microsoft 365 Business Premium無料で始めたい人Google Workspace
記事の結論と同じ内容です

結論

選定基準(選び方の軸3つ)

選び方の3つの軸

1料金の形2私物スマホ上の業務データを守れるか3生成AIをどこまで管理下に置けるか下の比較表で見比べる
記事の選定基準と同じ内容です。出典 [1][5][3][2][4]
  1. 料金の形: Microsoft の製品ページは消費税を含まない表示で、1ユーザーあたりの月額相当を年払いで示しています [1]。年間サブスクリプションは自動更新です [1]。Google Workspace は料金ページから税込か税抜かが読み取れないため、料金は公式ページで確認してください [5]。
  2. 私物スマホ上の業務データを守れるか: 端末の脅威対策だけでなく、アプリやデータの扱いまで管理できるかを見ます [1][3]。Google Workspace は、複数のOSの端末で企業データを保護できる点を挙げています [2]。
  3. 生成AIをどこまで管理下に置けるか: 契約するプランに AI チャットや AI アシスタントが含まれるかを見ます [4][5]。入力した情報の扱いは公式ページで最新の情報を確認してください。

順位や点数はつけず、上の軸に照らして状況別に整理しています。報酬や提携の有無で順番を決めていません。試用による評価ではなく、公式情報の整理です。

比較表

料金の比較グラフ

月額(税込)Microsoft Defender for Business税込493円/月Microsoft 365 Business Premium Teams含む税込3,627円/月Microsoft 365 Business Premium Teamsなし税込3,098円/月Google Workspace料金は公式ページで確認
出典 [1][3]・料金は 2026-10-26 時点・税込。公式の税抜表示は×1.1で換算。並びは比較表と同じ

機能の対応表

サービス料金の掲載無料お試し主な連携先サポート
Microsoft Defender for Businessありありあり要確認
Microsoft 365 Business Premiumありありあり要確認
Google Workspace要確認ありありあり
✓は出典で確認できたもの。出典 [1][3][4][5][2]・料金は 2026-10-26 時点

税込は公式の税抜表示に1.1を掛けて計算。料金は 2026-10-26 時点

比較表(料金は 2026-10-26 時点)
サービス 税込料金 無料枠 対象規模 主な連携先 サポート 強み 弱み
Microsoft Defender for Business 税抜449円/月(税込493円)[1] 1か月の無料試用 [1] 最大300ユーザー、1人あたり最大5台 [1] Microsoft 365 Business Premium、サーバー用アドオン [1] 公式ページで確認 次世代ウイルス対策と、AI搭載のエンドポイント検出・対応(EDR)を備える [1] 機能一覧に業務データの保護機能の記載がない [1]
Microsoft 365 Business Premium Teams含む 税抜3,298円/月(税込3,627円)、Teamsなし 税抜2,817円/月(税込3,098円)[3] 1か月の無料試用 [4] 最大300名 [3] Intune、Entra ID、Defender など [3] 公式ページで確認 Intune プラン1と多要素認証を含む [3] 年間サブスクリプションは自動更新で、解約すると関連データはすべて削除される [4]
Google Workspace 公式ページで確認 14日間のお試し [5] Starter〜Plus は最大300ユーザー、Enterprise は上限・下限なし [5] Gmail、ドライブ、Gemini など [5] メール・チャット・電話で24時間365日 [2] Gemini アプリでのチャットが全プランで使える [5] Starter はドキュメント等の Gemini が使えず、高度なエンドポイント管理は Plus 以上 [5]

各サービスの公式情報

Microsoft Defender for Business

Defender for Business 税抜449円/月(税込493円)

税込は公式の税抜表示に1.1を掛けて計算。料金は 2026-10-26 時点

向いている人
端末の脅威対策から始めたい少人数の会社です。専属のセキュリティ担当がいなくても使える設計です [1]
向かない人
ユーザー数が300人を超える組織です。その場合は Defender for Endpoint が推奨されます [1]
長所
iOS や Android を含む複数のOSの端末をまとめて保護できます [1]
短所
機能一覧にアプリやデータの利用制御の記載はありません。Intune プラン1は Microsoft 365 Business Premium に含まれます [1]
料金
Defender for Business 税抜449円/月(税込493円)[1]

Microsoft Defender for Businessの料金はいくら?

Defender for Business 税抜449円/月(税込493円)[1]。

年間サブスクリプションで自動更新されます。1か月の無料試用の後は自動で有料に切り替わり、登録にクレジットカードが必要です [1]。サーバーを保護する場合は別のアドオンを使います [1]。

私物スマホに入れるアプリや画面ロックの決まりは、IPA の資料にまとまっています [6]。

Microsoft Defender for Businessの料金を公式で見る

Microsoft 365 Business Premium

Teams含む 税抜3,298円/月(税込3,627円)、Teamsなし 税抜2,817円/月(税込3,098円)、Copilot Business込み 税抜4,797円/月(税込5,276円)

税込は公式の税抜表示に1.1を掛けて計算。料金は 2026-10-26 時点

向いている人
私物スマホからの業務利用を認めつつ、メールやファイル共有の契約もまとめたい会社です [3]
向かない人
従業員が300名を超える組織です。このプランは最大300名向けです [3]
長所
Intune プラン1で個人用端末と会社所有端末の業務データを保護し、Entra ID の多要素認証でパスワードの紛失・盗難に備えます [3]
短所
年間契約は自動更新で、解約すると関連データはすべて削除されます。Copilot Business と組み合わせるプランでは、高度な AI 機能の一部が使用量に応じた課金です [4]
料金
Teams含む 税抜3,298円/月(税込3,627円)[3]、Teamsなし 税抜2,817円/月(税込3,098円)[3]、Copilot Business込み 税抜4,797円/月(税込5,276円)[4]

Microsoft 365 Business Premiumの料金はいくら?

Teams含む 税抜3,298円/月(税込3,627円)[3]、Teamsなし 税抜2,817円/月(税込3,098円)[3]、Copilot Business込み 税抜4,797円/月(税込5,276円)[4]。

Defender for Business、Entra ID、Intune プラン1などを含むプランです [3]。生成AIについては、Business Basic に安全な AI チャットが含まれ、Business Premium は Copilot Business との組み合わせプランも用意されています [4]。

入力した情報の扱いなど、AI 利用の細かい条件は公式ページで最新の情報を確認してください。

Microsoft 365 Business Premiumの料金を公式で見る

Google Workspace

料金は公式ページで確認してください

税込は公式の税抜表示に1.1を掛けて計算。料金は 2026-10-26 時点

向いている人
Gmail やドライブ、Meet を使い、同じ契約で Gemini も試したい会社です [5]
向かない人
文書作成やファイル検索で AI を使いたい人です。Starter では Google ドキュメントやドライブ内の Gemini が使えません [5]
長所
Plus 以上では高度なエンドポイント管理が使え、Enterprise にはデータ損失防止(DLP)があります [5]
短所
料金ページの割引価格は新規のお客様のみが対象で、最初の20ユーザーに12か月間だけ適用されます [5]
料金
料金は公式ページで確認してください [5]

Google Workspaceの料金はいくら?

料金は公式ページで確認してください [5]。

Starter、Standard、Plus は最大300ユーザーまで購入できます。Enterprise には人数の上限・下限がなく、金額は問い合わせです [5]。Google は Workspace の Gemini を、データの機密性やコンプライアンスを保つ用途にも向く製品として打ち出しています [2]。

料金ページから税込か税抜かが読み取れないため、金額は載せていません。

Google Workspaceの料金を公式で見る

用語の定義

くわしく読む

SECURITY ACTIONとは?

SECURITY ACTIONとは、中小企業が自社の情報セキュリティ対策への取り組みを、ガイドラインに沿って自分で宣言する制度です [7]

中小企業の情報セキュリティ対策ガイドラインとは?

中小企業の情報セキュリティ対策ガイドラインとは、経営者が認識すべき指針と社内で対策を進める手順や手法をまとめた、個人事業主や小規模事業者を含む中小企業向けの資料です [7]

関係する制度

くわしく読む

IPA は、業務用の機器やデータを組織外に持ち出すときのルールを明確にして、関係者に周知するよう示しています [6]。普段は社内ネットワークにつないでいない機器を接続する場合のルールも、同様に明確にするよう示しています [6]。

利用者向けには、個人所有の持ち込み機器を社内ネットワークにつなぐ場合、システム管理者の許可を取るよう求めています [6]。スマートフォンにも画面ロックを設定し、OS やソフトウェアを最新に保つよう示しています [6]。アプリは公式マーケットなど信頼できる場所から入手し、Android では「不明なアプリをインストール」を無効にしておくよう示しています [6]。

規程づくりの出発点としては、2026-03-27に公開された「中小企業の情報セキュリティ対策ガイドライン」第4.0版があります。経営者編と実践編で構成されています [7]。付録には、情報セキュリティ基本方針と関連規程のサンプル、クラウドサービス安全利用の手引きがあり、自社の規程を作る際の出発点にできます [7]。第4.0版では「バックアップを取ろう!」が加わり、情報セキュリティ6か条になりました [7]。取り組みを自己宣言するSECURITY ACTIONの制度もあります [7]。

今回読んだIPAの資料には、生成AIへの入力ルールの記載は無いため、最新の情報は公式ページで確認してください [6][7]。

費用の目安(計算例)

費用の計算例

1人・Defender for Businessを1年使う場合税込5,916円社員5人・Microsoft 365 Business Premium(Teamsなし)を1年使う場合税込185,880円社員10人・Microsoft 365 Business Premium(Teams含む)を1年使う場合税込435,240円
出典 なし・計算式は下の一覧。料金は 2026-10-26 時点
計算式と前提を見る
  • 1人・Defender for Businessを1年使う場合: 計算式: 税込493円/月 × 12か月 = 税込5,916円(2026-10-26時点の料金から計算)
  • 社員5人・Microsoft 365 Business Premium(Teamsなし)を1年使う場合: 計算式: 税込3,098円/人・月 × 5人 × 12か月 = 税込185,880円(2026-10-26時点の料金から計算)
  • 社員10人・Microsoft 365 Business Premium(Teams含む)を1年使う場合: 計算式: 税込3,627円/人・月 × 10人 × 12か月 = 税込435,240円(2026-10-26時点の料金から計算)

計算に使った料金は上の比較表の値で、1ユーザーあたりの月額相当(年払い)です。実際の請求額は公式ページで確認してください。Google Workspace は税込・税抜が読み取れないため、計算例に入れていません。

よくある質問

Q. 私物スマホの業務利用(BYOD)で、最初に決めておくことは何ですか?

業務用機器やデータを社外に持ち出すときのルールと、持ち込み機器を社内ネットワークにつなぐときのルールです [6]。持ち込み機器をつなぐ場合は、システム管理者の許可を取る流れにします [6]。

Q. 私物スマホに入れるアプリや設定で気をつけることは何ですか?

アプリは公式マーケットなど信頼できる場所から入手し、要求される権限を確認します [6]。Android では「不明なアプリをインストール」を無効にしておくよう示されています [6]。紛失に備えて画面ロックも設定します [6]。

Q. 生成AIに入力してよい情報は、各社の公式ページでどこまで分かりますか?

今回確認した各社のページから、入力データの扱いの詳細までは読み取れませんでした。Microsoft は Business Basic の AI チャットを「安全な」ものとして案内し [4]、Google は Gemini のセキュリティとプライバシーの項目を設けています [2]。入力データの扱いは契約前に公式ページで最新の情報を確認し、社内の線引きは IPA の規程サンプルなどをたたき台に決めるとよいでしょう [7]。

Q. 無料で試せる期間はどれくらいですか?

Defender for Business と Microsoft 365 は、1か月の無料試用があります。期間後は自動で有料に切り替わります [1][4]。Google Workspace は14日間のお試しがあります [5]。Google の試用後の扱いは、公式ページで最新の情報を確認してください。