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生成AIに社内の文書や顧客の情報を入れて大丈夫か、不安に感じることはありませんか。この記事では、Microsoft と Google Workspace の公式ページから、情報漏えいを防ぐ管理機能を整理しました。あわせて、公的機関の資料から社内で備えておく点をまとめています。生成AIの利用に絞った事故事例は今回の出典にないため、載せていません。
要点(3行)
- 1人で使う人なら、Microsoft Defender for Business。デバイス数に下限がなく、Windows、macOS、iOS、Android のデバイス保護から始められます [1]
- 2〜10人の会社なら、Microsoft 365 Business Premium。データ損失防止を含む Purview 機能、機密度ラベル、多要素認証が同じプランに入っています [1]
- 無料で始めたい人なら、Google Workspace。14日間無料で試せるので、管理機能を触ってから判断できます [5]
ひと目で比較
月額の安い順(料金が分かる製品から。並びは順位ではありません)。金額はいちばん安いプランの税込(公式の税抜表示は×1.1で換算)で、料金は 2026-10-18 時点。プラン名・契約期間などの条件は下の「各サービスの公式情報」に。
税込493円/月
無料枠 1か月の無料試用
ウィザード式の導入と毎月のセキュリティ概要レポート
税込1,153円/月
無料期間 なし・要確認
多要素認証、シングルサインオン、条件付きアクセス
税込3,627円/月
無料枠 1か月の無料試用
DLP を含む Purview 機能、機密度ラベル、多要素認証が入っている
料金は公式ページで確認
無料枠 14日間
Enterprise に DLP とコンテキストアウェア アクセスがある
選び方
結論
1人で使う人
Microsoft Defender for Businessデバイス数に下限がなく、Windows、macOS、iOS、Android のデバイス保護から始められます [1]
2〜10人の会社
Microsoft 365 Business Premiumデータ損失防止を含む Purview 機能、機密度ラベル、多要素認証が同じプランに入っています [1]
無料で始めたい人
Google Workspace14日間無料で試せるので、管理機能を触ってから判断できます [5]
選定基準(選び方の軸3つ)
選び方の3つの軸
- 料金の形: Microsoft の各プランは年払いで、表示は税抜です。この記事では税込に直して載せています [1][3]。Google Workspace は税込か税抜かが出典から読み取れないため、金額を載せていません [5]。
- 漏えいを防ぐ機能の範囲: 端末の保護、ID とアクセスの管理、ファイル単位のデータ保護のどこまで含むかを見ます [1][3]。データ損失防止(DLP)がどのプランに入るかも確認点です [1][5]。
- 社内の備え: ツールを入れても、漏えいが起きたときの報告の流れを決めていないと動けません。公的機関の資料で、報告が必要になる場合を確認します [7]。
順位や点数はつけず、上の軸に照らして状況別に整理しています。報酬や提携の有無で順番を決めていません。試用による評価ではなく、公式情報の整理です。
比較表
料金の比較グラフ
機能の対応表
| サービス | 料金の掲載 | 無料お試し | 主な連携先 | サポート |
|---|---|---|---|---|
| Microsoft 365 Business Premium | あり | あり | あり | 要確認 |
| Microsoft Defender for Business | あり | あり | 要確認 | 要確認 |
| Microsoft Entra ID | あり | 要確認 | あり | 要確認 |
| Google Workspace | 要確認 | あり | 要確認 | あり |
税込は公式の税抜表示に1.1を掛けて計算。料金は 2026-10-18 時点
| サービス | 税込料金 | 無料枠 | 対象規模 | 主な連携先 | サポート | 強み | 弱み |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| Microsoft 365 Business Premium | Teams含む 税抜3,298円/月(税込3,627円)[1] | 1か月の無料試用 [1] | 最大300ユーザー [1] | Word、Excel、Outlook、Teams など [3] | 公式ページで確認 | DLP を含む Purview 機能、機密度ラベル、多要素認証が入っている [1] | 年間サブスクリプションで自動更新。対象は最大300ユーザー [1] |
| Microsoft Defender for Business | 税抜449円/月(税込493円)[1] | 1か月の無料試用 [1] | 最大300ユーザー、1人あたり最大5台 [1] | 公式ページで確認 | 公式ページで確認 | ウィザード式の導入と毎月のセキュリティ概要レポート [1] | 単体プランの機能欄に DLP や機密度ラベルは載っていない [1] |
| Microsoft Entra ID | P1 税抜1,049円/月(税込1,153円)[3] | 試す導線あり。期間は公式ページで確認 [3] | 公式ページで確認 | クラウドとオンプレミスのアプリ [3] | 公式ページで確認 | 多要素認証、シングルサインオン、条件付きアクセス [3] | リスクベースの条件付きアクセスは上位の P2 の機能 [3] |
| Google Workspace | 料金は公式ページで確認 | 14日間 [5] | Starter〜Plus は最大300ユーザー [5] | 公式ページで確認 | メール、チャット、電話で24時間365日 [2] | Enterprise に DLP とコンテキストアウェア アクセスがある [5] | DLP は Enterprise の機能欄にあり、料金は営業担当者への問い合わせ [5] |
各サービスの公式情報
Microsoft 365 Business Premium
Teams含む 税抜3,298円/月(税込3,627円)、Teamsなし 税抜2,817円/月(税込3,098円)
税込は公式の税抜表示に1.1を掛けて計算。料金は 2026-10-18 時点
- 向いている人
- メール、文書、端末管理、データ保護を1つの契約でそろえたい、最大300ユーザーまでの会社 [1]
- 向かない人
- 301人以上の会社。対象は最大300ユーザーです [1]
- 長所
- Purview のデータ損失防止、ファイルごとの機密度ラベル、Entra ID の多要素認証、Intune が同じプランに入っています [1]
- 短所
- 年間サブスクリプションで自動更新です。有料開始から7日間のキャンセル期間があり、キャンセルすると関連データがすべて削除されます [1]
- 料金
- Teams含む 税抜3,298円/月(税込3,627円)、Teamsなし 税抜2,817円/月(税込3,098円)[1]
Microsoft 365 Business Premiumの料金はいくら?
Teams含む 税抜3,298円/月(税込3,627円)、Teamsなし 税抜2,817円/月(税込3,098円)[1]。
生成AIへの情報の持ち出しを防ぐには、どのファイルが機密かを区別できる仕組みが要ります。このプランは機密度ラベルとデータ損失防止を含むため、その土台になります [1]。
Copilot Business を組み合わせたプランもありますが、価格が異なります。この記事の料金は上の2つに限るので、組み合わせの料金は公式ページで確認してください [4]。
Microsoft Defender for Business
税抜449円/月(税込493円)
税込は公式の税抜表示に1.1を掛けて計算。料金は 2026-10-18 時点
- 向いている人
- 少人数で、端末の保護を低い費用で始めたい人 [1]
- 向かない人
- ファイルの機密度ラベルやデータ損失防止まで1つで求める人 [1]
- 長所
- ウィザード式の導入と毎月のセキュリティ概要レポートがあり、専属のセキュリティチームは前提になっていません [1]
- 短所
- 単体プランの機能欄は端末保護と脆弱性管理が中心です。データ保護の機能は Business Premium のハイライトに載っています [1]
- 料金
- 税抜449円/月(税込493円)[1]
Microsoft Defender for Businessの料金はいくら?
税抜449円/月(税込493円)[1]。
このサービスは端末を守る製品です。ウイルス対策に加えて、攻撃の検知と自動対応(EDR)が含まれます [1]。生成AIに入れるデータの範囲を決める仕組みではないので、他の対策と組み合わせて考えてください。
サーバーを守る場合は、別のアドオンが用意されています [1]。
Microsoft Entra ID
P1 税抜1,049円/月(税込1,153円)、P2 税抜1,499円/月(税込1,648円)
税込は公式の税抜表示に1.1を掛けて計算。料金は 2026-10-18 時点
- 向いている人
- ログインの入口を固めたい人 [3]
- 向かない人
- ファイル単位のデータ保護を、このサービス単体で済ませたい人。機能欄には載っていません [3]
- 長所
- 多要素認証、シングルサインオン、パスワードレス認証、条件付きアクセスなどを使えます [3]
- 短所
- リスクベースの条件付きアクセスや Privileged Identity Management は、上位の P2 の機能欄に載っています [3]
- 料金
- P1 税抜1,049円/月(税込1,153円)、P2 税抜1,499円/月(税込1,648円)[3]
Microsoft Entra IDの料金はいくら?
P1 税抜1,049円/月(税込1,153円)、P2 税抜1,499円/月(税込1,648円)[3]。
Entra ID は、クラウドとオンプレミスのアプリへのアクセスと ID を一元的に管理できます [3]。
Business Premium には Entra ID が含まれます。すでにそのプランを使う場合は、単体で買い足す必要があるかを先に確認してください [3]。
Google Workspace
料金は公式ページで確認してください
税込は公式の税抜表示に1.1を掛けて計算。料金は 2026-10-18 時点
- 向いている人
- Gmail やドライブを中心に使い、14日間試してから決めたい人 [5]
- 向かない人
- 低いプランで DLP まで使いたい人。DLP は Enterprise の機能欄にあります [5]
- 長所
- Gemini の利用時にデータの機密性やコンプライアンスの維持に役立つとしています。Android から Windows まで主要なデバイスで企業データを保護できます [2]
- 短所
- Enterprise の料金は営業担当者への問い合わせです。表示価格には新規向けの期間限定の割引が含まれます [5]
- 料金
- 料金は公式ページで確認してください [5]
Google Workspaceの料金はいくら?
料金は公式ページで確認してください [5]。
料金ページの表示には、新規のお客様向けの割引価格と標準価格が並んでいます。税込か税抜かも出典から読み取れないため、この記事では金額を載せません [5]。
Enterprise には DLP、コンテキストアウェア アクセス、Google ドライブの AI 分類があります [5]。ユーザー数の上限と下限はありません [5]。
用語の定義
くわしく読む
漏えい等報告とは?
漏えい等報告とは、一定の要件に当てはまる個人データの漏えい等(またはそのおそれ)が起きたときに、報告が義務付けられている手続きです [7]
要配慮個人情報とは?
要配慮個人情報とは、漏えい等報告が義務付けられる要件の一つとして、個人情報保護委員会のページに挙げられている種類の個人情報です [7]
情報セキュリティ10大脅威とは?
情報セキュリティ10大脅威とは、前年に社会的な影響が大きかった事案から IPA が候補を選び、選考会の審議と投票を経て決める資料です [6]
関係する制度
くわしく読む
個人データが漏れたときは、発覚したらまず速やかに報告することが求められます。不正な目的で行われたおそれがある場合は、発覚日から60日以内とされています [7]。
報告が義務付けられるのは、要配慮個人情報を含む場合、財産的被害のおそれがある場合、不正の目的をもった行為によるおそれがある場合、本人の数が1,000人を超える場合などです [7]。
当てはまるかの最終判断は、個人情報保護委員会の案内や権限委任先の省庁に確認してください [7]。
メールマガジンのアドレスを BCC でなく CC に入れて1,000人超に一斉送信した場合も、例として挙げられています [7]。AI に限らず、日常の操作ミスにも備えが要ります。
IPA は毎年、社会的な影響が大きかった事案をもとに「情報セキュリティ10大脅威」を公表しています [6]。同じサイトには、中小企業の情報セキュリティ対策ガイドラインや、組織における内部不正防止ガイドラインも掲載されています [6]。社内ルールを作るときの参考になります。
費用の目安(計算例)
費用の計算例
計算式と前提を見る
- 1人・Entra ID P1 を1年使う場合: 計算式: 税込1,153円/月 × 12か月 = 税込13,836円(2026-10-18時点の料金から計算)
- 社員5人・Defender for Business を1年使う場合: 計算式: 税込493円/人・月 × 5人 × 12か月 = 税込29,580円(2026-10-18時点の料金から計算)
- 社員5人・Business Premium(Teams含む)を1年使う場合: 計算式: 税込3,627円/人・月 × 5人 × 12か月 = 税込217,620円(2026-10-18時点の料金から計算)
計算に使った料金は上の比較表の値です。実際の請求額はオプション・契約形態で変わることがあります。
よくある質問
Q. 生成AIの情報漏えい対策は、何から始めればよいですか?
まず、会社が管理するアカウントで ID とアクセスを一元管理し、多要素認証を入れる方法があります [3]。次に、ファイルに機密度ラベルを付けて、データ損失防止の対象を決めます [1]。ツールだけでなく、漏えい時の報告手順も用意してください [7]。
Q. 漏えいが起きたとき、報告は必要ですか?
一定の要件に当てはまる場合は、漏えい等報告が義務付けられています [7]。発覚したらまず速やかに報告します [7]。報告先は原則として個人情報保護委員会ですが、業種によっては権限委任先の省庁です [7]。
Q. 従業員が300人を超える会社でも使えますか?
Defender for Business は最大300ユーザー向けで、それを超える場合は Defender for Endpoint が推奨されています [1]。Google Workspace の Enterprise にはユーザー数の上限と下限がありません [5]。
Q. 生成AIによる情報漏えいの事例は、どこで確認できますか?
今回使った出典には、生成AIに絞った事例は載っていません。社会的に影響の大きかった事案は、IPA の情報セキュリティ10大脅威で毎年公表されています [6]。最新の事例は公式ページで確認してください。
Q. Google Workspace で DLP を使うにはどのプランですか?
DLP は Enterprise の機能欄に載っています [5]。Starter、Standard、Plus の機能欄には載っていません [5]。Enterprise の料金は営業担当者への問い合わせです [5]。